「そろそろマイホームが欲しいけど、何から始めればいいの?」
「仕事や子育てで忙しくて、家探しに時間をかけられない…」

建売住宅の購入を考え始めたばかりのあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?建売住宅なら、段取り良く進めることで最短1ヶ月という短期間での入居も可能です。しかし、そのためには購入までの全体像と、各ステップで押さえるべきポイントを事前に知っておくことが欠かせません。

本記事では、石川県野々市市・白山市エリアで建売住宅を手がける工務店、「株式会社 我が家」が、忙しい子育て世帯でも失敗しない「建売住宅購入の全ステップ」を徹底解説します。

「何から手をつければ良いか」という不安を解消し、安心して理想のマイホーム探しをスタートさせてください!

目次

早ければ約1ヶ月で入居可能!建売住宅購入の5ステップとは?

忙しい子育て世帯にとって、建売住宅の購入は「いかに効率よく失敗なく進められるか」が何より大切です。スムーズにいけば、最短1ヶ月半で新居の鍵を手にできます。そのためには購入の流れ全体と要所を押さえた5つのステップをしっかり知っておくことがポイントです。

物件を見学する夫婦

建売住宅購入の主な手順は以下の通りです。

・ステップ1:情報収集・資金計画
「どんな暮らし方をしたいか」「どこなら通勤や通園が無理なく両立できるか」など条件を整理します。同時に、住宅ローン返済まで見越した現実的な予算を設定しましょう。家計に無理のない月々の返済額を銀行のシミュレーターなどで確認するのもおすすめです。

・ステップ2:物件見学
内見予約を活用すれば30分程度の短時間でも大丈夫。家族そろって現地に行き、間取りや日当たり、周辺の雰囲気を自分の目で体感します。

・ステップ3:購入申し込み
気に入った物件があれば、その場で申し込み手続きを行います。申し込みは原則先着順なので、迷いが少ない場合は早めの決断が時短につながります。

・ステップ4:売買契約・住宅ローン本審査
宅地建物取引士による重要事項説明を受け、疑問点を解消してから契約書調印へ。ローン本審査の必要書類もここで提出します。手続きの準備が早いほど入居日も早まります。

・ステップ5:内覧会(立ち会い)・残金決済
内覧会で仕上がりや設備などを徹底チェック。問題なければ残代金を支払い、所有権移転や登記の手続きを進めます。

・ステップ6:引き渡し・入居
待ちに待った鍵の受け取り。ライフラインの手配やご近所挨拶も済ませていよいよ新生活スタートです。

建売住宅は完成済み物件が中心なので手続きがスムーズです。次章から、それぞれのステップで安心して進めるための気をつけるべきポイントを解説します。

ステップ1:情報収集・資金計画で気をつけたいこと

家と電卓で、あこがれのマイホームを購入するために資金計画を立てているイメージ

理想の住まい探しをスムーズに進めるための、最も重要な土台となるステップです。
まずは、ご自身のライフプランや希望を整理し、無理のない資金計画を立てることから始めましょう。

<情報収集で押さえるべきポイント>

「どんな暮らしがしたいか」を家族で話し合い、希望条件を具体的に洗い出していきます。

・希望条件の整理
家族の将来設計やライフスタイルを考え、エリア、広さ、間取り、周辺環境(駅からの距離、学校、スーパー、公園など)といった希望条件に優先順位をつけましょう。

・相場の把握
インターネットの不動産情報サイトなどを活用し、希望エリアでどのような物件がどのくらいの価格で販売されているのか、大まかな相場を調べておきます。

資金計画で押さえるべきポイント

購入可能な物件価格を把握し、住宅ローンの検討を進めます。

・予算の算出
現在の年収や貯蓄額から、自己資金(頭金)としていくら出せるか、住宅ローンでいくら借り入れできそうかを計算し、おおよその予算総額を決めます。物件価格以外にも、税金や手数料などの「諸費用」がかかることも忘れないようにしましょう。

・住宅ローンの検討
金融機関のウェブサイトなどで住宅ローンのシミュレーションを行い、毎月の返済額が無理のない範囲に収まるかを確認します。この段階で、金融機関に住宅ローンの「事前審査」を申し込んでおくと、借入可能額が明確になり、その後の物件探しや申し込みがスムーズに進みます。

・新生活の準備費用
物件価格や諸費用とは別に、引っ越し費用や、新しい生活を始めるための家具・家電の購入費も必要です。特に新生活シーズンの3月〜4月は引っ越し料金が割高になる傾向があるため、これらの費用もあらかじめリストアップし、余裕を持った資金計画を立てましょう。

ステップ2:物件見学で気をつけたいこと

家族で現地を見学し、実際の暮らしをイメージできることが満足度につながります。ここでは、効率よく見学・申し込みを進めるための具体的なチェックポイントや注意点を解説します。

物件を見学する夫婦

写真やネット情報だけでは分からない「空気感」や「暮らしやすさ」は、ぜひご自身の目で確かめましょう。短時間見学や事前予約にも柔軟に対応してもらえる会社がほとんどなので、忙しい方でもストレス少なく比較検討ができます。

なお、建売住宅の申込は原則「先着順」。
なるべく家族でじっくり話し合い、納得できたタイミングで申し込みをしましょう。
不明点や要望があれば、電話やメールなどで担当者に相談を重ねることで後悔のない選択につながります。

<「ここだけは見ておくべき!」必須チェックポイント>

ここでは現地・内覧時に必ず見ておきたい細かな要素をリスト化しました。

我が家の施工事例

・壁・床・建具の傷や建て付け
どんな小さな傷やギシギシ音も、大抵は引渡し前なら無料で手直しが可能です。気付いた点は必ず書き出しを。

・収納スペースの現実的な使い勝手
今使っている荷物や将来増えるものも含めて、どの収納がどう使えるか一つずつ確認を。

・コンセント配置・換気・湿気対策
家電が集中する場所だけでなく、洗面所や脱衣所など生活動線の細部もチェック。

・日当たり・音環境
午前・午後で部屋の明るさに差が出るので時間帯を変えて見ておくと安心です。周囲に気になる騒音がないかもチェックしましょう。

・災害リスク
ハザードマップで立地状況を確認し、ご自身の安心感もしっかり確保しましょう。
内見時は気になる点をメモやスマホで写真撮影しておくのも便利です。

「念のため」でも小さな不安点や違和感は、購入前にぜひ営業スタッフへご相談ください。

ステップ3:売買契約・住宅ローン本審査のポイント

ここからしっかり段取り良く進めることで、希望する入居スケジュールに沿って進めることができます。契約内容とローン審査、それぞれの注意点をまとめました。

打ち合わせをする家族と住宅会社の担当者

<契約手続きで押さえるべきポイント>

売買契約前には専門の「宅地建物取引士」が契約上の重要事項を説明します。しかし、必ずしも全ての項目を網羅して説明されるとは限りません。下記の点についても、確認しておくことで予期せぬトラブルを未然に防ぎ、納得感を持って契約を進められます。

・物件の権利関係や土地の用途制限
・引き渡し時期とその条件
・契約解除条件や違約時の対応方法
・設備や建物の保証内容
・手付金の金額と支払いタイミング
・引き渡し後のアフターサービス内容

ご家族で事前に気になる点をリストアップし、説明時に一つずつ解消していくことが後悔しないために大切です。

<売買契約を結んだ後はキャンセルできないので注意>

売買契約を結ぶ前であれば、ペナルティなしで申し込みをキャンセルでき、支払った申込証拠金は全額返還されます。

しかし、売買契約書に署名・捺印し、手付金を支払った後に自己都合でキャンセルする場合は、支払った手付金の全額を放棄しなければいけなくなるケースも。
この違いを理解しておかないと、後戻りができなくなるため、注意しましょう。

<住宅ローン選び・手続きで押さえるべきポイント>

・住宅ローンの種類と特徴を比較
固定金利・変動金利・ミックス型など、各ローンのメリット・デメリットを事前に比較検討しましょう。子育て世帯は将来の家計変動も見据えて、返済額が安定するプランを選ぶと安心です。

・必要書類と手続きの時短対策
本審査では「所得証明」「住民票」「身分証明書」など多くの書類が必要です。事前にリストをもらい、夫婦で分担して準備することで手続きの遅れを防げます。

・団体信用生命保険や付帯サービスの確認
万が一の際に備えた団信(団体信用生命保険)の内容や、子育て世帯向けのサポート特典があるかも要チェック。安心できる保障内容を選びましょう。

・繰上げ返済や返済方法の柔軟性
将来的な収入変動や教育費の増加に備え、繰上げ返済の可否や返済方法の変更がしやすいかも確認しておくと安心です。

契約や住宅ローンに不安があれば、一度持ち帰り、契約内容やローン返済プランについて夫婦で再確認したり、ファイナンシャルプランナーに相談して第三者のアドバイスをもらう手もあります。納得できるまで質問や確認を重ねることで、後悔しない住まい選びが叶います。

ステップ4:契約後の立ち会いチェック

いよいよ入居目前です。引き渡し前の内覧会は、これまでの見学で気になった点や、契約時に約束した内容がきちんと反映されているかを最終確認します。

物件を見学する家族

・壁・床・設備の最終チェック
クロスの汚れや傷、ドア・窓の動作、キッチンや浴室など、説明と食い違いがないか一部屋ずつ確認しましょう。「疑問」は必ず記録してもらい、翌日引き渡しまでに改善希望を伝えます。

・収納・造作部分の確認
収納の棚や扉、造作洗面台など自社施工部分も丁寧にチェック。使い勝手や仕上がりに不安があればその場で相談しましょう。

・ライフライン(電気・ガス・水道)の動作確認
水道の水漏れやガス・電気の通電状況を実際に動かして確認。万一不具合があれば早めに対応を依頼します。

・外構・駐車場・周辺環境の確認
駐車スペースの広さや段差、外構の仕上がり、隣地との境界も現地で再確認しましょう。子どもの安全面も意識してチェックを。

・鍵や説明書の受け取り
設備の取り扱いやアフターサービスの窓口説明もメモを必ず残しておきましょう。
当日の持ち物(通帳、印鑑、身分証、必要書類など)を事前にリストアップしておくと安心して進められます。

ステップ5:引き渡し・入居のポイント

ついにマイホームの鍵が手元へ!引越しや各種手続きも早め早めの準備で、慣れない新生活もラクに乗り切りましょう。

引越し準備をする家族

・全施錠と設備の再確認
全ての窓・ドアが開閉・施錠できるか、ご自身でもう一度見て回るのがおすすめです。給湯・電気なども動作&不具合があればすぐ報告を。

・ライフラインの開通手配
電気・ガス・水道に加え、インターネットなども事前申込が必要な場合は早めに済ませておきましょう。

・アフターサポート・保証内容の確認
室内傷や設備のトラブル時、「どこにどんな連絡をすればよいか」も入居前にチェックしておくといいポイントです。住宅会社の担当者の名刺・連絡先・保証書を一つにまとめて保管しましょう。

・住民票・印鑑登録・各種住所変更
市区町村役場や銀行、保険、クレジットカードなど手続きが多いのでリスト化して一気に進めると効率的です。

・火災・地震保険
補償内容を見直して、不足があれば追加加入も検討。資産や家族の安全を守る大切な保険です。

・ご近所挨拶、管理組合確認
引越しの挨拶は、当日か翌日までに済ませておく方が多いです。
その地域の班長さんやゴミ捨て場の確認も行います。

・入居前最終チェック・クリーニング
荷物搬入前に掃除・換気・仕上がりの再チェックを。スッキリした気持ちで新生活を始めましょう。

建売住宅物件の選び方のポイントは?

最も重要な建売住宅購入のポイント。それは、その住まいが自分たちにとってベストなものなのか?を判断することです。
「自分たちの生活スタイル・将来設計に本当に合っているか?」この一点を大切にして、“複数の観点”から選んでいきましょう。見た目が良いだけでなく、将来の育児やライフステージの変化にも柔軟に対応できる家こそ本物の「住みやすい家」です。

建売住宅の物件探しをする家族

・立地条件
駅・スーパー・病院・保育園の距離、交通アクセス。夫婦やお子さんの毎日の通勤通園もイメージしやすい立地か。

・日当たり・周囲環境
敷地や隣家との距離。明るさや騒音、プライバシー面も含めて確認を。

・間取り・動線・収納
家事・育児がしやすいレイアウトか、ベビーカーが置きやすい広さがあるか。将来リフォームの可能性も。

・災害リスク・地盤
地盤の強さや水害・土砂災害リスク。ハザードマップも必ず参照しましょう。

・住宅性能・アフターサポート
断熱・省エネ性能、アフター窓口や保証内容の充実など。暮らしの快適さ&安心感を支える土台です。
こうした基準を紙に書き出し、「家族の優先順位」を話し合いましょう。同じ条件は一つとしてありませんので、納得には“比較の量”がカギ。焦らずじっくり見極めてください。

よくある疑問Q&A 建売住宅購入のお悩み解決

「候補が売れてしまう?」「ローンは時間がかかる?」など、多くのご家族が気になる疑問・不安に住宅会社スタッフとしての視点からお答えします。

打ち合わせをする家族と住宅会社のスタッフ

Q. 建売住宅は見学後すぐに決断しないと売れてしまいますか?
A. 人気エリアの建売住宅は早く売れることもありますが、無理な即決を求められることはありません。希望条件に合う物件なら「早めの情報収集&見学」が後悔しない秘訣です。

Q. 住宅ローン手続きの所要期間は?
A. 必要書類が揃えば、住宅ローン本審査の結果は通常1~2週間程度です。書類不備があると遅れるため、チェックリストで事前準備が時短のコツです。

Q. 地盤や災害リスクはどう確認できますか?
A. 国土地理院ハザードマップや自治体の公式情報が最も確実です。契約前までに立地リスクは必ず確認しましょう。

Q. 入居後に不具合が見つかった場合どうしたら?
A. 柱や基礎、屋根など建物の基本構造部分の欠陥については、「品確法」という法律により、引き渡しから10年間、売主が無償で修補等を行うことが義務付けられています。
また、多くの会社が壁紙の剥がれや建具の不具合などを対象とした、1~2年程度の任意のアフターサービスを提供しています。

Q. 仕事や育児と両立して短期間入居はできる?
A. 完成済みの建売住宅なら、段取りよく準備できれば最短1ヶ月半で可能な場合もあります。
見学予約や理解しやすい手続き支援サービスも積極活用しましょう。

他にも気になることがあれば、遠慮せずマイホームを購入予定の住宅会社や自治体の相談窓口にご質問ください。

【まとめ】野々市・白山で後悔しない建売住宅探しを

建売住宅の購入は、「分からない」や「不安」を一つひとつ確認しながら進めていけばご家族らしい安心と満足につながります。

我が家の施工事例

また、建売住宅であっても注文住宅であっても、特に暮らしの質を決めるのが「土地」。
つまり住まいの「立地」です。
株式会社 我が家は、野々市市・白山市を知り尽くす工務店として、子育て世代に最適な土地を厳選してご提供します。

コストパフォーマンスに優れた土地探しから、無理のない資金計画のご相談までトータルでサポートいたしますので、まずはお気軽にお声がけください。

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▼この記事の執筆者
株式会社 我が家 代表取締役社長
田尻 健一

宅地建物取引士、2級建築施工管理技士の国家資格を保有。石川県野々市市を拠点に、デザイン性と機能性を両立した家づくりを手掛けております。専門家の知見を活かし、最適な住まいづくりをサポートいたします。