みなさま、こんにちは!シンプルノート野々市・白山スタジオの田尻です。

弊社のInstagramに投稿している施工事例をご覧いただくとわかる通り、シンプルノートの家には「中庭」のある間取りが多く、それにはれっきとした理由があります。
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ひとつは、採光コストの関係です。

一般的には、家を明るくするために南側に大きな窓をつける設計が多くみられますが、大きな窓があるということは、外からの視線も届きやすいということ。
つまり、塀や目隠しなど、余分な外構工事のコストがかかるということです。

南側に限らず、外周面に窓を多くつけることで明るさを確保しようとすると、隣家と適度な距離を保つ必要も出てきます。

一方、中庭をつくって光を採り入れる場合。
施工面積が増えるために家の建築コストは上がりますが、下がるコストもあります。

まず、隣に建つ家を気にする必要がなくなります。
そのため、敷地に無駄な余白をつくる必要がなく、土地面積を圧縮できます。
また、日当たりを気にせず土地を買えるため、土地の坪単価も抑えられます。
さらに、施工面積が減ることで外構工事のコストも削減できます。

外周面には風通しのための小窓しか必要なく、プライバシーや防犯性の担保のため、また、外観を美しくするために、余分なコストに頭を悩ます必要もありません。

まとめると…

<外周からのみの採光>
家の建設コストは下がるが、土地と外構のコストが上がりやすい。
隣家からの距離を確保するために広い土地が必要になり、その分の外構工事も増える。
また、窓が多くなることで外観の美しさが損なわれる恐れがある。

<中庭からの採光>
家の建築コストは上がるものの、土地のコストを抑えられる
隣家の位置に左右されずに土地を選ぶこともでき、外構工事も最小限で済む
また、外周に大きな窓が不要になり、プライバシーと防犯性も向上する

<家づくりの総コストの考え方>
外観の美しさや合理的な設計を考慮すると、中庭を活用した家づくりがトータルでみてコストを抑え、バランスの良い選択になる!

つまり、家づくりの際には単に家の建設コストだけでなく、土地・外構も含めた総コストで検討することが重要ということです。

ぜひ、覚えておいていただけたらと思います^^

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