新築の戸建てを建てる際、オプション設備等に高い費用をかけたのに「結局使わなかった」と後悔するのは避けたいものです。

本記事では、石川県野々市市・白山市エリアで、建売住宅・注文住宅を提供する株式会社 我が家が、実際に入居した方々の満足度が高い「本当に付けて良かった設備」をご紹介します。
さらに、後悔しがちな設備の特徴や、補助金の活用も視野に入れた「予算内で最適な選択をするための3つの重要ポイント」もご紹介。ぜひ、後悔のない設備選びの参考にしてください。

目次

新築戸建てで本当に付けて良かった設備は?おすすめ8選

 

1.食器洗い乾燥機(圧倒的な家事ラクを実現)

新築戸建てで満足度が高い設備が、食器洗い乾燥機(食洗機)です。その理由は、毎日の食器洗いにかかる手間と時間を劇的に削減し、圧倒的な「家事ラク」を実現できるからです。

共働き世帯や子育て中の家庭では、食後の片付けは大きな負担です。食洗機を導入すれば、食器をセットしてボタンを押すだけ。手洗いでは難しい高温・高圧洗浄で油汚れをしっかり落とし、除菌効果も期待できます。

また、使用水量を大幅に削減できるため、節水・節約効果も見逃せません。
新築時にビルトインタイプ(キッチン一体型)を選べば、作業スペースを圧迫せず見た目もスッキリします。

2.デザインと使い勝手を両立する「造作洗面台」

株式会社我が家の施工事例

2つ目は、「造作洗面台」です。一般的な既製品の洗面台と異なり、デザインの自由度と機能性を両立できる点が大きな魅力です。

既製品にはない幅広のカウンターや、足元をすっきりさせたフロートタイプなど、間取りや家族構成に合わせた設計が可能です。そのため、実用面でも満足度が高い設備です。

3.高気密・高断熱性能(高性能サッシ・断熱材)

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住宅そのものの「高気密・高断熱性能」です。
家の性能が低いと、高性能なエアコンを付けても熱が逃げてしまい、光熱費がかさみます。

新築時に高性能なサッシ(樹脂サッシ等)や、隙間なく施工された高品質な断熱材を採用することで、最小限のエアコン稼働で家中の温度差を少なく維持できます。
結果として、冬のヒートショック対策や夏の快適性向上、毎月の光熱費削減につながります。

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4.宅配ボックス(不在時も安心・家事の手間を削減)

宅配ボックス

不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックスです。ネットショッピングの利用時、再配達の手間をなくし、配達時間を気にする必要がなくなります。

また、置き配サービスの普及に伴い荷物の盗難トラブルが急増していますが、施錠可能な宅配ボックスはこうしたリスクに対する有効な防御策となります。
天候による荷物の汚損も防げるため、安心してネットショッピングを利用できる点も大きなメリットです。

5.室内物干しスペース(家事効率が上がるランドリールーム)

洗濯物を「干す・畳む・収納する」作業専用のスペースも人気です。
洗濯動線を効率化し、生活感を隠す役割があります。

代表例は、天井に取り付ける昇降式の物干し竿(ホスクリーンなど)です。
使用しない時はスッキリ収納でき、リビングの窓際や脱衣所など、日当たりや空調の良い場所に「ちょい干し」スペースを手軽に設置できます。

6.スマートキー(玄関ドアの施錠ストレスを解消)

スマートフォンでドアのカギを開錠するイメージ

玄関ドアの施錠・解錠の手間を解消するスマートキー(電子錠)です。
「カバンから鍵を探す」「鍵を閉めたか不安になる」といった動作をなくせます。

リモコンキーをカバンやポケットに入れておけば、ドアノブのボタンを押すだけで施錠・解錠が完了。荷物で両手がふさがっている時や、お子様を抱っこしている時でもスムーズに出入りできます。

また、スマートキーの扉は物理的な鍵穴がないため、従来のピッキングに対して高い防犯性能を誇ります。ただし、電波を悪用した「リレーアタック」という新たなリスクも指摘されているため、スマートキーを電波遮断ケースに保管するなどの対策を併せて行うと、より安心して利用できます。

7.高機能コンセント(USB付き・床コンセントなど)

コンセント

新築の設計段階でしか詳細な計画が難しい「高機能コンセント」です。

・USB付きコンセント
ベッドサイドやソファ横に設置すると、ACアダプタなしでスマートフォン等を充電でき、配線がスッキリします。

・床コンセント(フロアコンセント)
ダイニングテーブルの下に設置すればホットプレート使用時に、壁から離れたソファの近くに設置すればPCやスマートフォンの充電に役立ちます。

・用途別の専用コンセント
壁掛けテレビ裏、ロボット掃除機の基地、Wi-Fiルーターの設置場所など、家電の配置に合わせて適切な高さに設けることで、コードが目立たず空間を維持できます。

8.人感センサー付き照明(玄関・廊下・トイレ)

玄関、廊下、トイレなど、通過するだけ、あるいは短時間しか利用しないスペースには人感センサー付き照明が適しています。

入るだけで自動で点灯し、退出後に自動で消灯するため、スイッチ操作の手間をなくし、消し忘れを防ぎます。

買い物帰りで両手がふさがっている時や、夜間に暗い廊下を通ってトイレに行く際に便利です。
また、家族が電気を消し忘れがちな場所では、無駄な電力消費を抑える節電効果も期待できます。

逆に「いらなかった」と後悔しがちな設備とは?

成功失敗のブロックイメージ

高額な費用をかけて導入したにもかかわらず、「結局使わなかった」と後悔する設備には、いくつかの共通した特徴があります。

1.導入したけれど使用頻度が低かった設備

実際のライフスタイルに合わず、「使用頻度が極端に低い」設備は後悔につながります。

代表例は「浴室テレビ」や最近人気の「高機能なホームシアター」です。浴室テレビは、「入浴中はゆっくりしたい」「掃除が面倒」といった理由で使わなくなるケースがあります。

また、音響にこだわったホームシアターも、起動や設定の手間がネックとなり、手軽なスマートフォンやタブレットで済ませてしまうことがあります。

2.メンテナンスの手間が「快適さ」を上回ってしまった設備

日々の清掃やメンテナンスの負担が、導入時の快適さを上回ると後悔につながります。

例えば、人気の吹き抜けにつけることの多い、シーリングファンや照明は、「どうやって掃除するか」を考える必要があります。
シーリングファンの羽根の上には、目に見えなくても確実に埃が溜まります。しかし、高所にあるため一般的な脚立ではまず届きません。
照明器具の電球交換や故障時の修理も同様です。埃が溜まっているのが分かっていながら掃除できないことがあります。

「付けて良かった」を実現!後悔しない設備選びの3つの重要ポイント

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ポイント1:家族のライフスタイルと優先順位を明確にする

まず、「我が家のライフスタイルに本当に必要か」を見極め、優先順位を明確にします。

日々の生活で何にストレスを感じているか(例:洗濯物を干すのが面倒、冬場の寒さが辛い)を洗い出し、「絶対に譲れない設備」「あれば嬉しい設備」をリストアップすることが有効です。

ポイント2:「家事動線」と「快適な生活動線」を具体的にシミュレーションする

導入したい設備は、間取りの中で「線」として機能するか、家事動線や生活動線を具体的にシミュレーションします。

例えば、帰宅時にスマートキーで解錠し、玄関からそのままパントリーに荷物を置けるかなど、実際の動きを確認します。

ポイント3:初期費用、維持費、補助金活用をトータルで考える

最終的に設備選びは、「初期費用」だけでなく、「維持費(ランニングコスト)」や利用できる「補助金制度」まで含めたトータルコストで判断します。
例えば、全館空調などは、24時間稼働の電気代や定期的なフィルター交換費用も発生するため、そういったランニングコストについても知っておくことが必要です。

一方で、ZEH住宅などの省エネ住宅や、高効率給湯器といった省エネ性能を高める設備は、国・県・市の補助金を組み合わせて活用することで、初期費用を大幅に抑えられる可能性があります。
ただし、時期によって国やその自治体で活用できる補助金の状況が変わりますので、弊社では詳しい内容をお客様へ都度ご案内しています。

「家事ラク」と「快適さ」を両立する設計の考え方

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満足度の高い設備を選ぶだけでなく、それらを設計段階でどう配置するかが「家事ラク」と「快適さ」の鍵を握ります。ここでは、合理的な3つの考え方をご紹介します。

1.無駄を省いた合理的な設備計画

「使用頻度」と「手入れのしやすさ」を基準に、無駄をそぎ落とすことが合理的な設備計画につながります。

例えば、キッチンのコンロで使う機能が主に「焼く・煮る」だけなら、最新の多機能コンロよりシンプルな機能のものを選びます。その結果浮いた予算を、毎日使う「食洗機」のグレードアップや「タッチレス水栓」の導入に回す方が、「家事ラク」への貢献度は高くなります。

2.「本当に必要な設備」に投資する

限られた予算の中で「かけるべき所」と「削るべき所」を明確にし、満足度に直結する設備に重点的に投資します。

・かけるべき所(後から変更が難しい設備)
高気密・高断熱性能や、家族のライフスタイルを想像した時に、毎日の家事負担を減らせる設備など。

・削るべき所(代替・後から交換が可能な設備)
市販品で代用できる一部の照明器具や、使用頻度が低いと予想される設備など。

まとめ:設備は「我が家にとっての快適さ」を見極めることが成功の鍵

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後悔しない新築戸建て選びの秘訣は、やみくもに高額なものを採用するのではなく、「標準仕様でどれだけ快適に暮らせるか」を見極めることです。
どれだけ高機能な設備でも、ご家族の習慣に合わず使わなければ後悔の原因になります。

株式会社 我が家では、石川県野々市市・白山市エリアで、子育て世帯が無理のない予算で実現できるコストパフォーマンスの高い住宅をご提案しています。本日ご紹介した光熱費を大幅に削減する「ZEH住宅」等、省エネ性の高い家づくりも可能なため、エアコンや床暖房など、電力のかかる設備の使用頻度を下げられ、将来的なランニングコストも抑えることができます。
ぜひ、ライフスタイルに合わせた家づくりをご相談ください。

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▼この記事の執筆者
株式会社 我が家 代表取締役社長
田尻 健一

宅地建物取引士、2級建築施工管理技士の国家資格を保有。石川県野々市市・白山市を拠点に、デザイン性と機能性を両立した家づくりを手掛けております。専門家の知見を活かし、最適な住まいづくりをサポートいたします。